起業を確実に成功させるためのコツや注意点を解説
起業するときには、将来に対して夢を描いているものです。
日本にも多くの起業者がいて、大きな成功を収めているので「自分もそれに続きたい」と思っている経営者がたくさんいます。
しかし、せっかく起業をしても、中にはうまくいかずに失敗してしまうこともあります。
成功するには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?
そこで今回は、企業を成功させるためのコツをご紹介します。
当初の資金計画で無理をしない
起業を成功させるには、まずは当初の資金計画で無理をしないことが大切です。
会社を設立する際には、いろいろなお金がかかります。
事務所を設置することも必要ですし、内装や備品を揃える必要もあります。
できれば一等地に立派な事務所を構えたいですし、内装も贅沢にしたいと考えることがあるでしょう。
しかし、一等地は家賃も高く、後々負担が大きくなりますし、内装のためにローンを組んだら、返済がのしかかってしまいます。
そこで、まずは当初の起業の際には、無理をせず余裕を持って事務所を構えましょう。
経営が安定してきたら、後によりよい場所に移転することもできますし、内装などもいくらでも整えることができます。
自分の計画を客観的に評価する
成功している起業者は、自分の計画を客観的に分析評価しているものです。
起業をする場合、自分の夢を追いかけがちなので、どうしても自己評価が客観的にできないことが多くなります。
そうすると、自社の弱点などが見えにくくなり、後の失敗へとつながります。
そこで、以下のような項目をチェックすることにより、計画の分析を行いましょう。
- ターゲットとする顧客は誰か
- 顧客ニーズをどのようにして満足させるか
- 何を売るのか、他社と比べた優位性はあるのか
- 売りたい商品の市場の規模はどのくらいか
- 競争力をどのようにして維持するのか
自分一人では客観視することが難しければ、頼れる仲間がいると役立ちます。
一緒に起業する人や役員として入ってもらう人など、信頼できる人に近くにいてもらって常に自社を客観視できる環境を作りましょう。
小さく始める
起業を成功させるためには、事業を小さく始めることもポイントになります。
初めから大きく投資をしたり大きなリスクをとってしまったりすると、失敗したときに取り返しがつきません。
たとえば、100万円の投資であれば、失敗しても100万円の損失なので、気づいたときに軌道修正をすると経営状況を改善することもできますが、はじめから1000万円を投資してしまったら、失敗してしまったときに倒産するしかなくなってしまいます。
そこで、初めて起業をするときには、小さめの金額から初めて、徐々に事業規模を拡大していくことをおすすめします。
取締役や従業員の質を重視する
会社に入れる取締役や従業員の質も重要な要素です。
まず、取締役は、会社の経営に直接携わる人ですから、その能力が高いことは会社が成功するために極めて重要です。
特に、起業したての場合、会社の規模が小さく企業の体制も完全ではないので、役員の質がそのまま会社の質につながります。
また、従業員の質も重要です。従業員は会社の財産だとも言いますが、多様な価値観を持ったいろいろなタイプの人を会社に入れることにより、どのような事態にも対処しやすく、本当の意味で強い企業になることができます。
財務分析を怠らない
企業を成功させるためには、自社の財務分析を怠らないことが大切です。
会社を運営していくために資金がどのくらい必要なのか、どのような方法で自社の財務を管理するのかなど、きちんと決めて把握しておく必要があります。
財務分析ができていないと、自社の弱みにも気づくことができませんし、いつのまにか経営状態が悪化していて原因がわからない、ということにもなりがちです。
経営者自身が財務分析を適切にできない場合には、専門家である税理士に相談することも役立ちます。
また、普段の会計業務には、パソコンで管理出来る会計ソフトを利用することも役立ちます。
資金調達方法を工夫する
企業経営を成功させるためには、資金調達が重要です。資金が足りないと企業は運営できません。資金調達方法には、金融機関からの融資やベンチャーキャピタルからの投資、知人友人からの借入や補助金助成金の利用など、いろいろな方法があります。金融機関にも、銀行等の民間金融機関もあれば公庫もあります。
そこで、これらを組み合わせて状況に応じた上手な資金調達をすることにより、円滑に企業運営していくことが可能になります。
1つの方法に頼ってしまうと、それがショートしたときに立ちゆかなくなってしまうので、いろいろな資金調達先を確保しておくことが重要です。
まとめ
以上のように、起業を成功させるためにはいくつかのポイントがあります。今回の記事を参考にして、上手に起業しましょう。